家づくりと空き家処分など不動産にまつわるあれこれエッセイ

土地探しに始まって家づくり、庭づくり、そして祖母の家や父の所有する空き家処分etc…不動産にまつわるあれやこれやを綴ってます。

2018-01-01から1年間の記事一覧

屋根が見えない

屋根は瓦屋根にした。 やや値が張るのだが、趣があるし、耐久性やメンテナンス性を考慮して、決めた。 同じような瓦屋根の家を街中で見つけるたびに、夫と「あんな感じになるんだね~」と楽しみにしていた。 その瓦屋根の取り付けが始まったと聞き、週末、見…

外壁はどうする?

外壁について、塗装工事を手掛けるIさんとの打ち合わせを現場でしたいと、設計士のGさんから連絡があった。 その打ち合わせの日は朝から激しい雨が降っていた。 まだ壁が無い現場なので、基礎の上の床下となる部分に水たまりができている。 だ、大丈夫なの…

床下を掃除する

小雨降る土曜日。 雨の日は建築作業はしていないだろう…と思いながら現場に行ってみると、Hさんはいた。 すっかり屋根が張られているので、Hさんは雨にあたることなく2階の室内で作業をしていた。いつものようにHさんと雑談を交わしながら、現場を見学さ…

大工さんと直接話せるのはイイね!

上棟後、初めての週末土曜日、家族で家を見に行った。 屋根の上で大工の棟梁Hさんが1人で作業をしていた。 上棟時など人数が必要な時以外は基本、Hさんが1人で建ててくれることになった。 Hさんがいるとは思わなかったので、慌てて引き返し、近くのお店で…

ご近所への挨拶はどうするの?

着工にあたり、ご近所への挨拶をどうすればいいのか? ひじょーに気になるところです。 今の賃貸アパートでは隣人との付き合いなど皆無に等しい。 たまにバッタリ出くわした際に控えめに挨拶する程度だが、戸建てとなればご近所づきあいは欠かせないだろう。…

いよいよ着工!上棟!

建築契約をGさんと交わした1か月後、「建築確認申請が下りました」という連絡があった。そして、すぐに現場に仮設トイレが設置された。 いよいよ着工だ。 週末、現地を見に行った。 誰もおらず静かで平らな土地に、ポツンと仮設トイレが一つ。 この仮設トイ…

再々見積もり 家を建てるってお金が色々とかかるんですね

前回、設計士Gさんから出た再見積もりは総額2090万円だった。 私達の希望予算は1800万円なので、まだ予算オーバーである。 さらに妥協(あきらめる)するところをGさんに伝え、2週間後、Gさんから再々見積もりが出た。 その額1980万円。 予算からは180万…

再見積もりが出て、さらに減額調整…

家の仕様を決めるにあたって、ショールームで建材等の実物を確かめることにした。 子供連れだと思うように動けないので、子供が保育園や小学校に行っている平日に夫と合わせて丸1日仕事の休みを取り、ショールーム巡りをすることにした。 丸1日と言っても、…

見積もりが出た!やっぱり予算オーバー

設計士Gさんとの3回目の打ち合わせの日。 この日はGさんから見積もりが提示されることになっていた。 子供の用事などなんやかんやと予定が詰まっており、この日打ち合わせができる時間は1時間半。 いつものように私達の狭いアパートの一室での打ち合わせだ…

打ち合わせはスムーズだけど…見積もりはいつになる?

家づくりのパートナーである設計士のGさんには、私達の子供達と同じくらいの齢の子供がいる。 Gさんとの打ち合わせは我が家の狭いアパートで、Gさんの子供と私達の子供達を遊ばせながら行っている。 子供達は元気盛り。 狭いアパート室内での遊びも限界が…

総ステンレスキッチンがイイ!

「水回りの設備はどうしますか?」 設計士のGさんから問われても、トイレや洗面所の設備についてはそれほどこだわりはなかった。 あえて言うならば、トイレは掃除がしやすいタンクレスがイイ。 洗面台は朝シャン(死語)ができるようにシャワーが付いていて…

「本当に必要なこと」だけやってコストダウン

私達夫婦は以前から、間取りソフト「マイホームデザイナー」で、自分達の要望を全て盛り込んだ間取り図を作成していた。 打ち合わせの際、設計士のGさんに、この作成した間取り図を渡した。 それを見たGさんは言った。 「間取りはこれを基本にしましょう。…

予算内におさめるために…

理想の家を思い描き、設計士のGさんに要望を伝えた。 とにかく私達が重きを置いているのは、住み心地。 当たり前っちゃー当たり前なのだが、安全安心の耐震と、夏涼しく冬温かく快適に暮らせる断熱性が担保できれば、それでOK。デザインにはこだわらない…

少ない予算で多くの要望

どういう家を建てていくか? 設計士Gさんとの本格的な打ち合わせが始まった。 決して多くない1800万円という予算(むしろ少ない?)だが、厄介なことに要望はたくさんあるのだ。 予算は置いておいて、希望だけをズラズラと挙げてみる。 ●ベタ基礎で、土台・…

予算は全てコミコミコミで1800万円なのです…

「建設会社選びって難しいね。こちらの要望を伝えてもその通りにはいかないところがあるし…」 私達は、なかなか決められない建設会社選びに疲れ始めていた。 夫がふと、思い出したように言った。 「そういえば、Gさんも設計をやってたよね。住宅もできるの…

依頼先選び…建築会社か?建築家か?

様々な家の見学や、かつて地元のハウスメーカーA社のセミナーで聴いた話も手伝って、大手のハウスメーカーに依頼するよりも、施工や設計に実際に携わる人を自社で抱えている工務店や設計事務所に直接依頼したい気持ちが強まっていた。 その方が、一から細か…

ハウスメーカーのモデルハウスにて

私達が購入した土地は、いわゆる「建築条件無し」の土地だ。 だから、家を建ててくれる建築会社を自分達で探さなければならない。 土地の目途がつくずっと前から、ハウスメーカーや建築事務所などが開催する家の完成見学会や構造見学会に数えきれないほど足…

同居?近居?

両親は、私達が新たに購入しようと思っている土地から車で1時間ほどの距離に住んでいる。 両親の家の周囲は道が非常に狭く(車1台がギリギリ通れるくらい)、坂が多い。 スーパーなどへは車を使わなければ行けないくらいの距離にあるが、母は車が運転できな…

土地の契約2日前のハプニング

土地の契約日を2日後に控えた朝。 夫が高熱を出した。喉もすごく痛いと言う。 病院では風邪という診断だったが、高熱で寝込んでいるため、2日後の契約は無事に出来るのだろうか? そして案の定、その日の夜に今度は私の喉も猛烈に痛くなった。 翌日も仕事が…

土地の購入申し込み書にサインした

週末、子供達を連れて夫と一緒に不動産屋を訪ねた。 件の土地を購入する方向で、気持ちがほぼ固まっていた。 不動産屋の担当Hさんから、土地の説明を一通り聞き終わった後、肝心のお値段について切り出した。 心の奥ではもちろん、もっとお安くならないので…

土地を購入へ

インターネットやチラシ等で気になった土地を見つけては、週末に現地に行って確認する…ということが長らく日課になっていた。 そんなある日、とある土地にピンときた。 その土地の南面は、アパートの駐車場。 駐車場に停めてある車の排気ガスが気になるし、…

あっという間に片付いた

遺品整理会社に祖母の遺品の整理処分をお願いすることが決まった。 今日これから作業を始めるという。 会社に電話して「今会社にいるスタッフを全てこちらへ寄越して欲しい」と急ぎ招集をかける遺品整理会社の男性。 見積もりの出し方は怪しかったが、祖母の…

遺品の整理処分、費用は…

「全ての遺品の処分をお任せしたい」と遺品整理会社に要望したものの、予算に見合わなければ実際に依頼することすらできない。 私は遺品整理会社の男性に尋ねた。 「どれくらいの費用がかかりそうですか?」 男性は、私の問いには答えず、逆質問してきた。 …

祖母の遺品を処分へ

祖母が亡くなってから長い間、空き家のまま放置状態だった祖母の家。 遺品整理さえもやろうとしなかった母が、やっと「やってもいい」と言い出した。 何故、気持ちが変わったのかは分からない。 ただ、母に会うたびに、「空き家をこのままにしておいても何も…

建売住宅を見に行く

E小学校は建物がとても古く、やや大きな地震が発生すれば倒壊してしまうのではないかと噂されているほどだった。 一方、その隣の学区であるF小学校は、最近校舎を建て替えして新しくなり、人気が高い学校になった。 E小学校の近くの建売住宅を見に行った…

パッと見は良い土地?

不動産屋の担当者に案内され、とある分譲地を見に行った。 不動産屋が売主として分譲している10区画ほどの半分が売りに出されていた。 ハウスメーカーの指定が無い、いわゆる「建築条件無し」の土地だ。 「分譲地の半分は既に売れてしまっているんですか?」…

「滅多に出ないお薦めの土地」はいっぱいあった

地元のハウスメーカーA社との土地購入騒動の後も、新聞の折り込みチラシやインターネットなどで気になるモデルハウスを見つけては見に行ったり、色々な本を読んだりして、マイホーム取得への情報収集は細々と続けていた。 ↓ 「地元のハウスメーカーA社との…

空き家対策特別措置法は有効なのか?

亡くなった祖母が住んでいた家。 遺品一つ処分せず、空き家のまま7年が経っている。 何もしないまま、ただ、時だけが過ぎていく。 そんな折り、2015年6月に空き家対策特別措置法が施行され、空き家に対しては従来の6倍の固定資産税が課されるというニュース…

動じない母

祖母が亡くなって7年経っても、空き家に残った遺品一つ片づけようとしない母。 もはや娘の私が何を言っても、聞く耳を持たない。 ここは一つ、第三者的な立場の方からプレッシャーをかけてもらおう。 私は祖母の家を管轄する役場の空き家対策担当へ電話をか…

更地の方が価値が上がった

一軒家のほかに祖母が所有していたのは、100坪ほどの更地だ。 「更地の土地をもらってもなんの得にもならない。それよりはこの家を貰った方がお得だー」と、若かりし20年前の母はそう思っていた。 だから、「この家が欲しい。私がこの家を継ぐから!」と、祖…