土地の購入申し込み書にサインした
週末、子供達を連れて夫と一緒に不動産屋を訪ねた。
件の土地を購入する方向で、気持ちがほぼ固まっていた。
不動産屋の担当Hさんから、土地の説明を一通り聞き終わった後、肝心のお値段について切り出した。
心の奥ではもちろん、もっとお安くならないのでしょうかという期待がある。
「買いたい気はあるのですが、予算をややオーバーしていまして…。もう少しお安くはならないでしょうか?」
「どれくらいをご希望されてますか?」
先日の祖母の家の遺品整理の時と同じように、ここでも費用を尋ねたら逆質問された。
先日を教訓に、想定希望以上の数百万円を減額した金額を伝えてみた。
すると、Hさんはあっさりと言った。
「ご期待に沿えなくて申し訳ないのですが、私共としてはお値引きできるのは端数部分(数十万円)のみです」
「………」
なんだか恥ずかしい!その10倍の額を言ってしまった…。
でも、もう少し粘ってみる。
「なんとかもう少しどうにかなりませんか?」
「ウーン、ではさらに20万円引いた額で社内で決裁を通せるよう申請してみます。その額でこちらの購入申し込み書にサインをいただけますね?」
どうやらHさんはこれ以上頑張る気は微塵もないようだ。
私たちとしてもここの土地が買いたいし、万が一、ほかに買いたいという人が出てそっちに取られてしまうのも悔しい。
購入申込書にサインをした。
「ではこの額で決裁申請してみます。通るかどうか今の時点では何とも言えませんが、決まりましたらお知らせいたしますね」
それから数日後、Hさんから電話があった。
「先日の額で社内決裁を通りましたよ。契約日はいつになさいますか?」
「では2週間後でお願いします」
いよいよ契約へーー!?
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