家づくりと空き家処分など不動産にまつわるあれこれエッセイ

土地探しに始まって家づくり、庭づくり、そして祖母の家や父の所有する空き家処分etc…不動産にまつわるあれやこれやを綴ってます。

2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

依頼先選び…建築会社か?建築家か?

様々な家の見学や、かつて地元のハウスメーカーA社のセミナーで聴いた話も手伝って、大手のハウスメーカーに依頼するよりも、施工や設計に実際に携わる人を自社で抱えている工務店や設計事務所に直接依頼したい気持ちが強まっていた。 その方が、一から細か…

ハウスメーカーのモデルハウスにて

私達が購入した土地は、いわゆる「建築条件無し」の土地だ。 だから、家を建ててくれる建築会社を自分達で探さなければならない。 土地の目途がつくずっと前から、ハウスメーカーや建築事務所などが開催する家の完成見学会や構造見学会に数えきれないほど足…

同居?近居?

両親は、私達が新たに購入しようと思っている土地から車で1時間ほどの距離に住んでいる。 両親の家の周囲は道が非常に狭く(車1台がギリギリ通れるくらい)、坂が多い。 スーパーなどへは車を使わなければ行けないくらいの距離にあるが、母は車が運転できな…

土地の契約2日前のハプニング

土地の契約日を2日後に控えた朝。 夫が高熱を出した。喉もすごく痛いと言う。 病院では風邪という診断だったが、高熱で寝込んでいるため、2日後の契約は無事に出来るのだろうか? そして案の定、その日の夜に今度は私の喉も猛烈に痛くなった。 翌日も仕事が…

土地の購入申し込み書にサインした

週末、子供達を連れて夫と一緒に不動産屋を訪ねた。 件の土地を購入する方向で、気持ちがほぼ固まっていた。 不動産屋の担当Hさんから、土地の説明を一通り聞き終わった後、肝心のお値段について切り出した。 心の奥ではもちろん、もっとお安くならないので…

土地を購入へ

インターネットやチラシ等で気になった土地を見つけては、週末に現地に行って確認する…ということが長らく日課になっていた。 そんなある日、とある土地にピンときた。 その土地の南面は、アパートの駐車場。 駐車場に停めてある車の排気ガスが気になるし、…

あっという間に片付いた

遺品整理会社に祖母の遺品の整理処分をお願いすることが決まった。 今日これから作業を始めるという。 会社に電話して「今会社にいるスタッフを全てこちらへ寄越して欲しい」と急ぎ招集をかける遺品整理会社の男性。 見積もりの出し方は怪しかったが、祖母の…

遺品の整理処分、費用は…

「全ての遺品の処分をお任せしたい」と遺品整理会社に要望したものの、予算に見合わなければ実際に依頼することすらできない。 私は遺品整理会社の男性に尋ねた。 「どれくらいの費用がかかりそうですか?」 男性は、私の問いには答えず、逆質問してきた。 …

祖母の遺品を処分へ

祖母が亡くなってから長い間、空き家のまま放置状態だった祖母の家。 遺品整理さえもやろうとしなかった母が、やっと「やってもいい」と言い出した。 何故、気持ちが変わったのかは分からない。 ただ、母に会うたびに、「空き家をこのままにしておいても何も…

建売住宅を見に行く

E小学校は建物がとても古く、やや大きな地震が発生すれば倒壊してしまうのではないかと噂されているほどだった。 一方、その隣の学区であるF小学校は、最近校舎を建て替えして新しくなり、人気が高い学校になった。 E小学校の近くの建売住宅を見に行った…

パッと見は良い土地?

不動産屋の担当者に案内され、とある分譲地を見に行った。 不動産屋が売主として分譲している10区画ほどの半分が売りに出されていた。 ハウスメーカーの指定が無い、いわゆる「建築条件無し」の土地だ。 「分譲地の半分は既に売れてしまっているんですか?」…

「滅多に出ないお薦めの土地」はいっぱいあった

地元のハウスメーカーA社との土地購入騒動の後も、新聞の折り込みチラシやインターネットなどで気になるモデルハウスを見つけては見に行ったり、色々な本を読んだりして、マイホーム取得への情報収集は細々と続けていた。 ↓ 「地元のハウスメーカーA社との…

空き家対策特別措置法は有効なのか?

亡くなった祖母が住んでいた家。 遺品一つ処分せず、空き家のまま7年が経っている。 何もしないまま、ただ、時だけが過ぎていく。 そんな折り、2015年6月に空き家対策特別措置法が施行され、空き家に対しては従来の6倍の固定資産税が課されるというニュース…

動じない母

祖母が亡くなって7年経っても、空き家に残った遺品一つ片づけようとしない母。 もはや娘の私が何を言っても、聞く耳を持たない。 ここは一つ、第三者的な立場の方からプレッシャーをかけてもらおう。 私は祖母の家を管轄する役場の空き家対策担当へ電話をか…

更地の方が価値が上がった

一軒家のほかに祖母が所有していたのは、100坪ほどの更地だ。 「更地の土地をもらってもなんの得にもならない。それよりはこの家を貰った方がお得だー」と、若かりし20年前の母はそう思っていた。 だから、「この家が欲しい。私がこの家を継ぐから!」と、祖…

7年間放置の祖母の空き家

宅建の資格を取って間もない頃、母がつぶやいた。 「おばあちゃんの家、私がもらったんだけど何もしてないのよねぇ…」 おばあちゃん、つまり私の祖母(母の母親)は7年前に95歳で亡くなった。 祖父が亡くなった後、一人暮らしをしていた祖母は、亡くなるその…

宅建取得までに必要な手続きとお金

実務講習を修了したものの、宅建資格取得までには、まだまだ手続きが必要だった。 今度は、市役所や法務局で身分証明書や、登記されてないことの証明書、住民票、顔写真などの必要な書類をそろえ、県庁に直接本人が出向いて資格登録の手続きをしなければなら…

チャンスは一度だけ!?試験に挑む

宅建試験当日。 朝から長男が熱を出した。 次男は生後5か月になったところで、数時間ごとにおっぱいを飲んでいるためママから離れると泣いてしまう時期。 「ギャーギャー」と泣きわめく子供達を夫に託して、後ろ髪を引かれる思いで自宅を出た。 「こりゃー絶…

宅建の資格を取りたい

A社との土地購入騒動の翌月、次男が生まれた。 マイホーム建築への熱は冷めてなかったので、色々な本を読んだり見学会があると聞いては出かけることにしていた。 そのうちに、マイホーム建築のための勉強になって、ついでに資格が取れるものはないだろうか、…

3日後、事態急変

その3日後、事態が急変した。 またBさんから携帯に電話がかかってきたのだ。 「実は、ご希望されていた区画の土地を買いたいという方がでまして、明日中に土地を抑えていただかないと、その方にお譲りすることになってしまいます!」 また青天の霹靂ダー。 …

「滅多に出ないお薦めの土地」を紹介される

地元のハウスメーカーA社主催の家づくりセミナーから数日後の夜、A社の営業マンBさんから携帯に電話がかかってきた。 「お薦めの土地が出ました!まだ出たばかりでどなたにもご紹介していないのですが…ぜひご説明したいので、弊社にお越しくださいません…

木は育つよ

両親の家はご近所とやや離れており、周囲に目隠しとなるようなものがないため、家が完成した当初、両親はせっせとホームセンターの苗木売り場に通い、様々な木の苗を家の周囲に植えた。 時が経ち、今それらがどうなっているかというと、老夫婦の手に追えない…

両親の終の棲家は大手ハウスメーカーの注文住宅

私の両親は10年前、父の定年を機に、60代で大手ハウスメーカーの注文住宅で家を建てた。 老後を迎えるにあたり、それまで住んでいた築30年以上経った古い家から離れ、新たに田舎に土地を購入して家を建てて移り住むことを決めたのだった。 それまで住んでい…

初心者には目から鱗

A社主催の「家づくりセミナー」当日。 アパートから車で10分ほどの大きな会議場の一室でセミナーは行われた。 参加者は20人ほどで、殆どが私達と同世代の若い夫婦だ。 講師はA社の社員ではなく、家づくりのコンサルティングを手掛けているというコンサルタ…

モデルハウスで火が付いた!

時は流れ数年後、次男を妊娠した。 出産を翌月に控えたある日、新聞朝刊の折り込みに入っていた地元のハウスメーカーA社のモデルハウス見学会のチラシがたまたま目にとまった。 建築家がデザインしたというそのモデルハウスは、箱型の都市型建築物の様相を…

快適な賃貸アパート暮らし

長男が生まれてすぐ、新築アパートの2階に引っ越した。 それまで夫と2人で住んでいたアパートよりもやや広い2LDKで、家賃は月8万6千円。 閑静な住宅街の一画にあり、周囲は新しく綺麗な一戸建てばかり。 最寄り駅からは徒歩20分程と許容範囲ギリギリだが…