まだまだ出てくる負動産
実は、父母所有の負動産が、まだ、ある。
母が父(私からみて祖父)から継いだ田舎の更地。
もちろん何にも使われていない、ただの田舎の更地だ。
3か所あり、そのうち2か所は、ジャングル。
大げさではなく、現地を見に行ったら本当に、中に足を踏み入れることができない高々とした木々が生い茂った森で、ジャングルそのものだった。
途方に暮れた。
そしてもう1か所の更地も膝丈ほどの草が生い茂っていた。
母によると、隣の土地の所有者が20年ほど前に、「売って欲しい」と言ってきたそうなのだが、母はそれを断ったそうだ。
その時に売っていてくれれば!と悔やまれる。
20年経った今となっては、その隣の土地も同じくらい草ぼうぼう。
隣地の所有者からはそれ以来、連絡はなく、今はどうしているか分からないという。
おそらく隣地の所有者も母と同じくらい齢をとっていることだろう。
「売れる見込みは全く無いけど、今何も使ってない土地は処分しなよ!」
母に言うも、聞く耳を持たない。
「処分はしないワ。だって固定資産税がかかってないんだもの。持っていたってイイでしょ。持っていたら何かイイことがあるかもしれないし」
固定資産税がかかってない理由はよく分からない。
あまりにも田舎のジャングルはかからないの?
母が言う「何かイイこと」というのは、10年ほど前にあったある出来事をさしている。
その更地の近くに道路を作る計画が浮上し、いくらか土地を道路のために譲ったことで、自治体から助成金(?)をもらったそうなのだ。
この想い出のせいで、頑なに土地を処分しようとしないのだ。
時間をかけて負動産を持つリスクを語り掛けていくしかない。
この他にも、父が兄弟と共有で持っている土地(面倒臭い)もあるようで、これらの負動産がいずれ子供である私にくると思うと…。
ところで、船業界では、バブル期に買われたレジャーボートの所有者が高齢化して、維持管理がままならなくなっていることがあるらしい。
知人が、船を持つ高齢者から「中古の船を買ってくれないか」と持ち掛けられていた。
港には所有者のいない空き家ならぬ、耐用年数を超えた空き船が置き去りにされていることもあるとか。
船も家と同じ問題を抱えてきているんですね。
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