検討編
地元のハウスメーカーA社との土地購入騒動の後も、新聞の折り込みチラシやインターネットなどで気になるモデルハウスを見つけては見に行ったり、色々な本を読んだりして、マイホーム取得への情報収集は細々と続けていた。 ↓ 「地元のハウスメーカーA社との…
実務講習を修了したものの、宅建資格取得までには、まだまだ手続きが必要だった。 今度は、市役所や法務局で身分証明書や、登記されてないことの証明書、住民票、顔写真などの必要な書類をそろえ、県庁に直接本人が出向いて資格登録の手続きをしなければなら…
宅建試験当日。 朝から長男が熱を出した。 次男は生後5か月になったところで、数時間ごとにおっぱいを飲んでいるためママから離れると泣いてしまう時期。 「ギャーギャー」と泣きわめく子供達を夫に託して、後ろ髪を引かれる思いで自宅を出た。 「こりゃー絶…
A社との土地購入騒動の翌月、次男が生まれた。 マイホーム建築への熱は冷めてなかったので、色々な本を読んだり見学会があると聞いては出かけることにしていた。 そのうちに、マイホーム建築のための勉強になって、ついでに資格が取れるものはないだろうか、…
その3日後、事態が急変した。 またBさんから携帯に電話がかかってきたのだ。 「実は、ご希望されていた区画の土地を買いたいという方がでまして、明日中に土地を抑えていただかないと、その方にお譲りすることになってしまいます!」 また青天の霹靂ダー。 …
地元のハウスメーカーA社主催の家づくりセミナーから数日後の夜、A社の営業マンBさんから携帯に電話がかかってきた。 「お薦めの土地が出ました!まだ出たばかりでどなたにもご紹介していないのですが…ぜひご説明したいので、弊社にお越しくださいません…
A社主催の「家づくりセミナー」当日。 アパートから車で10分ほどの大きな会議場の一室でセミナーは行われた。 参加者は20人ほどで、殆どが私達と同世代の若い夫婦だ。 講師はA社の社員ではなく、家づくりのコンサルティングを手掛けているというコンサルタ…
時は流れ数年後、次男を妊娠した。 出産を翌月に控えたある日、新聞朝刊の折り込みに入っていた地元のハウスメーカーA社のモデルハウス見学会のチラシがたまたま目にとまった。 建築家がデザインしたというそのモデルハウスは、箱型の都市型建築物の様相を…
長男が生まれてすぐ、新築アパートの2階に引っ越した。 それまで夫と2人で住んでいたアパートよりもやや広い2LDKで、家賃は月8万6千円。 閑静な住宅街の一画にあり、周囲は新しく綺麗な一戸建てばかり。 最寄り駅からは徒歩20分程と許容範囲ギリギリだが…